年頭に当たり、昨年三月十一日に発生した東日本大震災で犠牲や被害に遭われた多くの皆様に、改めてお見舞い申し上げます。
また、復興に向けて全国各地から多くの方々が、懸命に支援を尽くされていることに対して心から敬意を表します。このたびの大震災では、保育所においても、園舎に大きな被害をもたらし、運営や経営にも重大な影響を及ぼしました。しかしながら、保育士が必死で子どもを守った結果、保育中の園児には殆ど被害がなかったということで、保育士の強い使命感に心を打たれた方も多かったと思います。
また、避難所や仮設の園舎で災害直後から迅速に保育を実施し、さまざまな境遇と状況に置かれた子ども達のケアにあたるなど、保育所の機敏な対応と役割の重要性をあらためて認識させられました。
言うまでもなく保育所は、保護者と連携をとりながら、保育に欠ける子どもの保育を行うとともに、地域の子育て家庭に対して社会的支援を行うという重要な役割を担っています。まさに保育所は地域にとって必要不可欠な児童福祉施設であり、子育て支援拠点として重要な社会資源であります。
昨年七月、幼保一体化を含む子ども子育て新システムの中間まとめが出されました。その後、基本制度WTで協議が重ねられ、法案成立に向けて進められているところです。
しかし、現段階では、福祉機能や、社会的な支援について具体的な制度内容が見えてきません。財源確保、給付設計なども含め、十分な審議が必要だと考えます。
新しい年を迎えて、すべての子どもにとって明るい未来が確実に保障できるシステムとなることを望む次第です。 |